キーワード選定とは何か:書きたいことだけでは読まれない理由

「キーワード選定って、検索する人の言葉を先に借りるだけでした」
記事が読まれない理由は、内容が悪いからじゃないことが多いです。
「そもそも、誰も検索しない言葉で書いている」ことが問題。
キーワード選定というのは、難しそうな名前がついていますが、やっていることはシンプルです。
「誰かが検索する言葉を先に決めてから記事を書く」というだけ。
たとえば「副業を始めた感想」という記事を書いても、その言葉で検索している人がいなければ、Googleには表示されません。
Googleは「この人は何が知りたくて検索したのか」に合わせて記事を出します。だから書く前にキーワードを決めることが、読まれる記事の出発点になります。
「なんで読まれないんだろう」と思ったとき、確認することはひとつだけです。
そのキーワードで、実際に人が検索しているかどうか。
書く内容を変えなくていいです。書く順番を変えるだけで、同じ努力が結果につながりやすくなります。
次からは「読者の言葉を借りに行く」方法をお伝えしていきます。
ブログ全体の設計については、詳しくはこちらでも整理しています。あわせて読みたい方はリンク先も参考にしてみてください。
検索意図とは何か:読者は何を知りたくて検索するか

検索意図とは、「その言葉を検索したときに読者が本当に知りたいこと」です。同じキーワードでも、読者の状況によって求める情報はまったく違います。大きく分けると、情報収集フェーズと比較検討フェーズの2パターンで整理できます。
情報収集フェーズ(「とは」「方法」系)
「キーワード選定 とは」「ブログ 始め方」のような検索は、まだ何も知らない段階の人が打つ言葉です。このフェーズの読者が求めているのは基礎情報で、記事の方向性は「わかりやすく説明する」になります。
比較検討フェーズ(「比較」「おすすめ」「口コミ」系)
キーワードツール 比較
キーワードツール 使い方
のような検索は、すでにある程度知っていて次の選択肢を探している状態です。この状態では「具体的な選択肢と根拠」が求められます。
初心者がよくやってしまうのは、情報収集の記事を書いているのに、比較検討向けのキーワードを選んでいるというズレです。これが検索意図と記事内容のミスマッチを生みます。
ツールを使わなくても、「このキーワードを検索する人は今どの状態にいるか」を考えるだけで見当はつきます。自分の書きたい内容と読者が求めている状態が合っているかを確認する習慣を持つことが最初の一歩です。
初心者が最初に決めるべき3つの問い

キーワードを選ぶ前に、3つの問いに答えておくと迷いが減ります。ツールを使う前の思考整理として、以下の3点を自分に問いかけてみてください。
問い1:この記事を読むのは誰か
「副業に興味がある30代」ではなく、「会社員をしながら週末だけ副業を試したい40代」のように、できるだけ具体的に絞ります。読者像が曖昧なまま書き始めると、キーワードも文章も方向性がぼやけます。
問い2:その人は何を知りたくて検索するか
「副業 おすすめ」ではなく、「副業 初心者 週末 何をすればいい」のような悩みに近い言葉で考えます。「自分がその立場だったら何と打つか」を想像するだけで十分です。
問い3:どのフェーズで検索しているか
前のH2で整理した2パターン(情報収集・比較検討)のどちらに当たるかを確認します。フェーズによって、記事に書くべき内容がまったく変わります。
この3つの問いは、ツールを一切使わずに答えられます。「キーワードが決まらない」と感じている場合、整理してみると多くは「誰のどんな悩みに答えるか」が決まっていないことが原因です。書く前にこの3点を決めておきましょう。
→関連記事:sidehack.jp ブログ設計スタートガイドでもブログ全体の設計と読者設定を詳しく解説しています。
キーワード選定の基本的な手順(考え方レベル)

キーワード選定は「候補を出す→絞る→役割を決める」という3ステップで考えると整理しやすくなります。ツールの操作手順ではなく、考え方の流れとして把握しておくことが大切です。
ステップ1:キーワード候補を出す
前セクションで答えた3つの問いをもとに、思いつく言葉を5〜10個書き出します。「読者が実際に打ちそうな言葉」「悩みをそのまま言葉にしたもの」を並べるイメージです。この段階では良し悪しを判断せずに出し切ることが先決です。
ステップ2:候補を絞る
「自分のブログのテーマに合っているか」「読者像と一致しているか」で2〜3個に絞ります。Googleの検索窓にキーワードを入れると、サジェストや「〜も検索」が表示されます。ツールがなくてもこの方法で、実際に検索されている言葉に近づけられます。
ステップ3:記事の役割を決める
選んだキーワードが「読者を集める記事(集客記事)」なのか「行動を促す記事(収益記事)」なのかを決めます。役割を決めておくと、記事の結論やCTAの方向性がぶれません。ステップ3が抜けていると、書いている途中で迷子になりやすくなります。
AIを使ってこのステップを効率化・仕組み化する方法については、次に読むステップとして以下の記事を参考にしてみてください。
→関連記事:AIを使ったキーワード選定の仕組み化
選んだキーワードで書く前に確認する2点

キーワードが決まったら、書き始める前に2点だけ確認しておくと、後からのやり直しが減ります。
確認1:検索意図と記事の方向性は合っているか
選んだキーワードで実際にGoogleで検索して、上位記事の傾向を確認します。上位記事が「解説系」なら情報収集フェーズ、「比較・レビュー系」なら比較検討フェーズと判断できます。自分が書こうとしている内容とこの傾向が一致しているかを見直してみてください。一致していない場合は、キーワードを変えるか記事の切り口を変えるかどちらかです。
確認2:すでに書いた記事と重複しないか
自分のブログに同じキーワードや近いテーマの記事がすでにないかを確認します。近い記事が複数あると、検索エンジンから見た評価が分散してしまうケースが多いようです。既存記事と近い場合は、新しく書くのではなく既存記事を更新する選択肢も整理してみてください。
この2点は書く前の10分で確認できます。習慣にしておきましょう。
→関連記事:記事構成の作り方についても、sidehackブログで順次解説しています。
よくある質問
Q1. ツールがなくてもキーワードは選べますか?
選べます。GoogleやYahooの検索窓に候補のキーワードを入力するだけで、サジェスト(予測変換)や「関連する検索」が表示されます。これは実際に多くの人が検索している言葉です。ツールを使わなくても、「読者がどんな言葉で検索するか」を考える視点があれば、キーワード選定の入口は十分に通過できます。まずはこの方法から試してみてください。
Q2. キーワードを決めたのに、何を書けばいいかわからなくなった場合は?
検索意図の確認に戻ることをすすめます。選んだキーワードで実際に検索して、上位記事が「何を教えているか」を確認してみてください。自分が書こうとしていた内容と上位記事の方向性がズレている場合、そのキーワードで読者が求めているものと自分の記事がかみ合っていない可能性があります。意図を再確認してから、記事の切り口を決め直しましょう。
Q3. 検索意図と自分の言いたいことがズレていた場合、どちらを優先しますか?
基本的には検索意図を優先します。ブログ記事は「読者の悩みに答えるもの」として検索エンジンに評価されます。ただし、自分の言いたいことを完全に捨てる必要はありません。「検索意図に沿った記事の中に、自分の視点や経験を加える」という形が、オリジナリティを出しつつ読まれやすい記事になるバランスです。まずは読者の言葉を借りることを軸に置いてみてください。
この記事を読んだあとに、次のステップとしてキーワード選定をAIで仕組み化する方法を整理した記事も参考にしてみてください。
→関連記事:AIを使ったキーワード選定エージェントの作り方


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